アイドリッシュセブン「2019BLACK OR WHITE」の波に乗った3日間の話
アプリゲームアイドリッシュセブンの沼にハマって丸四年。
プレイし始めたのは実は配信から10日後なんだけど、当時入れてたiPadのスペックが低すぎてリザルトにいかない=ランクが上がらない時期が4ヶ月ほどあったので、結果的にきちんとプレイ出来たのはお正月から……
ということで本当の初期の初期までは終えてないんだけども、沼にハマってしまってからは早かった。あれ、私昨日ハマらなかったっけ? みたいな。
なんでそうなったかと思ったら、常に目まぐるしくあれこれ展開していたからなんだなと気づいたので、備忘録もかねてここに記していこうと思います。
私がいかに気の狂ったはまり方をしてるかも割とバレる気がするけど、むしろそれを見せてやるぜくらいの気持ちで。
ちなみに、「あ、これちゃんと記録として残した方がいいな」と思ったのは、この方の記事を読んだから。
www.fante.jpああ、そうか。このとんでもないプロモーションはいろんな方向に響くんだ、と。
自分でも徐々に楽しかったあの日あの時あの場所で彼らに出会えたことを忘れつつあるから、残すべきだぞと思いました。
というわけで、まずは直近のものからいこうと思います。
2019年BLACK OR WHITE
idolish7.com今年はこれがとことんまで気合い入ってて5年目の安定したジャンルの攻めの姿勢みたいなものを感じました。
今までもかなりすごかったけど、このプロモーションは半端ない。
原作の作中の展開とリアルの時間軸を完全に合致させて、我々に作中のモブファンの気持ちとマネージャーの気持ちを同時に味わわせるっていう、奇跡的な展開でマジかよと思いました。
ぶっちゃけると私はゲーム関係の仕事もしているのだけど、ここまで考えて展開している作品って出会ったことがない。世界観を大切にしている作品はどの作品もそうなんだけど、二次元と三次元を見事に融合してきたのは初めてなんじゃないかな?
何をどういう風に連携とったらここまで出来るんだろうっていう驚きに満ちてるんだけど、これを企画したプロモーターマジで会ってみたい。お願いします、このノウハウを教えて……(笑)
さて、前置きが長くなったけれど、この先は時系列に沿って3日間の驚きを振り返ろうと思います。
番外編:2019年12月14日
いきなり番外編かよ(笑)なんですが、12月14日は「アイドリッシュセブンファン感謝祭」がありました。
idolish7.com推しが2人揃って出るから死ぬほど見たかったんだけどチケット当たらず、でも友人が当ててくれて無事に現地に行くことが出来ましたありがとう、ありがとう。
イベント前に太鼓の達人もしてきました。12月5日からNATSU☆しようぜ!が配信されてたドン。気づかなかったドン。難しかったドン(笑)
それはともかく。
なんでこれを番外編に入れたかと言えば、ブラホワの告知に関してのおしらせが、感謝祭では一部しかされなかったっていうことが言いたかったんです……
翌日に全国各地の街頭ビジョンで放映、後日YouTubeにもアップ、という告知。私達に与えられていたヒントはそれだけだった……
ちなみに、アイドリッシュセブンが「後日」って言ったらほぼリアルタイムです。街頭ビジョン等、限られた場所でしか見られない映像に関しては同時にYouTubeにもアップします。だから見に行けない人もYouTubeの公式チャンネルを張ってるとほぼ同時刻に見る事が出来るよ。
www.youtube.comありとあらゆるものを全国どころか全世界共通で同時に配信するあたり、めちゃめちゃ気を遣ってもらえてるなあ……という感想。地方に住む人も家から出られない人も大丈夫。時間の都合が付かない人は……さすがにそれは自分でスケジュールか心を調整してください(笑)
この法則を知っていたから「まあムービーは撮らなくていいかな~」と思って写真しか撮らなかったので後から後悔することになるんだけど……
1日目:2019年12月15日
前日に感謝祭で大阪に来ていたので、泊まったホテルのすぐ近くの心斎橋アメリカ村のビジョンで見ました。
大勢のファンが集まってたけどビジョンの前におあつらえ向きな広場(公園?)があってその内側に収まるという感じの暗黙のルールになっていたのでその中にイン。
割と後ろの方に溜まって真ん中に隙間出来ちゃってたから、ああいうときは真ん中を埋めるためにちゃんと奥まで入った方がいいよ~っていうのは余計なコメントではあるんだけど、さほど混乱もなく静かにその時を待つ。
周囲のお店の人が「なんだあれは?」みたいな感じで見てて、ちょっと照れつつもその瞬間が到来し……
バーン。
いきなり日付が公開されたことにより、ストーリー更新日がこの日である可能性が高いことを突きつけられるマネージャー(笑)
この後、それぞれのMVの一部が公開される。
このショートバージョンのムービーが入る前に、各グループの1人がコメントを入れてくれるんだけど、これがまさかの各地方別バージョンだったらしく……
マジかよ~~~~~~! 確かにŹOOĻは虎於でIDOLiSH7は陸だったから、虎於の時点で違和感を覚えるべきだった……(笑)
つまり、全てのファンが同じものを見ることは「絶対に出来ない」という、とんでもない仕掛けになっていた。
となるとどういうことかというと、必然的に「SNSで拡散されて情報交換がなされる」ということで、最初からSNSを巻き込むことを考慮に入れた作戦だった……どんなプロモーションしたらそんなこと出来るの……?(二度目)
ちなみにこれがYouTubeにアップされたバージョンです。
で、その各地方のものを全て並べると縦読みになってることに気づいたというのがこの方のツイート。
ヤバイことに気づいた、、
— おはぎ (@ohagi_suadzu) December 15, 2019
今回のブラホワの地域別のセリフの最初の文字並べたら文章になってる、、
ZOOLが「みなぎる野望で黒く塗りつぶせ」
IDOLiSH7が「7つの希望で白く染めあげろ」
え、、ヤバすぎない??
これ打ってるうちの文章も手が震えてる #2019ブラホワ pic.twitter.com/TS3i8hTY18
うわ~~~~~すごい。なんだこれ……。
更にこれ、よく見ると「渋谷」っていうのが混ざっているのだけども、この「渋谷」って元々の告知になかった場所。
そのスクランブル交差点で全面使って、無告知でのジャックが行われていた……という。
そのことに気づいた人がいなかったら、更にそのムービーを撮っている人がいなかったら、それがSNSに上がらなかったら、完全に成り立たなかった縦読み。
いくらSNSを使ったプロモーションとはいえ、そんなこと出来る……? どんなプロモーションしたらそんなこと出来るの……?(三回目)
これで「渋谷」というキーワードが私達の脳裏に刻み込まれたところで、次の日に続く。
2日目:2019年12月16日
ここからは完全に、事前の告知はありませんでした。唐突に、何の説明もなく、いきなり現れたのがこれ。
渋谷のA0出口付近に唐突に現れたこのポスター。
まるで何かの宣告のように刻まれた日付と言葉に、「BLACK or WHITE」の文字はあっても、IDOLiSH7のロゴはほぼほぼ見えない。右下にめちゃめちゃ小さく書かれているのみ。
ポスター告知はだいたい後からされるので、いつも通りのツイートも……
【BĻACK or WHiTE】
— アイドリッシュセブン公式@大神万理 (@iD7Mng_Ogami) December 16, 2019
12/16~12/29 田園都市線渋谷駅(B1階道玄坂方面)にて、『2019 BLACK OR WHITE』の特別ポスターを掲出致します! #2019ブラホワ #アイナナ ※通行の妨げにならないようご配慮下さい。※駅など鉄道会社へのお問い合わせはご遠慮下さい。 pic.twitter.com/eSEbKaeUGx
攻めすぎだろ……と驚愕したけれど、いやでも待てよ、と閃くアイナナになれたマネージャー(笑)
「これ、明日ポスター変わるのでは……?」
いや、いくらアイナナでもそんな、そんなことする? いやでも、待てよ、いや、いや……
というわけで、とりあえず何も考えずに現地に向かい、写真を撮影。同じように思った人達も多かったのか、無理矢理都合をつけてここに駆けつける人たくさんいました。
もうこれまでの展開を考えたら、絶対何かあるじゃん……? っていうワクワク感を抱きつつ、みんなソワソワしながらSNSで拡散されていくこの情報。
で、翌日の朝。
3日目:2019年12月17日
本当に幕がかかってる。幕が掛かってる……
この情報を知ったのは当日7時半に目を覚ました直後だったんだけど、8時半には現地に駆けつけました。こういうことがあるから東京から離れられないんだよ!!(笑)
現地にいたのは仕事の都合が付けやすい緩やかな企業に勤めている社会人か、平日休みの社会人、たまたま学校が休みだった学生、そして私のようなフリーランス……
完全な無告知での企画であったこともあり、集まれるオタクも少なくて比較的年齢層も高かったせいか、実に静かな時間が流れました……(笑)
待っている間、隣にいた人とお喋りして仲良くなってたら実は友達の友達だったということが発覚してあまりにも面白かったなんてこともあったんだけども。
係員の人達も、我々オタクの感情も大事にしてくれつつ、何があるかはシークレットなので伝えられないから待機出来る場所へ誘導してくれたり(人数が数えられるレベルで少ないから出来たんだろうけど)びっくりするほど穏やかな展開。
Twitter見てたら「迷惑かけてるんじゃないか」とか「騒ぐなよオタク」とか言われてるのを見つけてしまったんですが、本当に全くございませんでした。これは声を大にして言うよ。大丈夫だよ~。
「クレームが入るとこの企画が中止になる可能性もあるので、どうぞよろしくお願いいたします」
「了解、心得た。皆さんお疲れ様です……」
みたいな感じで非常に大人しい感じでした。
これで学んだのは、時間と場所に恐ろしいほどの制限をかけてしまえばこんだけ穏やかに進むんだということです。
夏に広告を撮りたくて押し寄せた結果迷惑をかけたというのがあったけど、あれは「地方から来た人も新規広告があるかもしれないと思い大量に留まっていたこと」と、言い方は悪いけど「周囲の迷惑を考えられないメンタル子どもな人ほど集まってしまったこと」とが悪い意味で重なってしまったからなんだろうな、と。
たぶん、それも計算に入った上でのこの展開なんじゃないかなという気はします。
そういうところが信頼出来るんだよなぁ……って。これもしみじみと思う。
夏の記憶もあったから、待機出来る場所がなかったり混雑してたりしたら除幕の瞬間は諦めて仕事の後で戻って来るつもりだったんだけど、逆に条件絞りすぎてオタクが少なすぎたっていうのは面白かったなと思いました(笑)
同時に、そうかこれがプロモーション展開の方法なのか……とぐうの音も出ない状態になったのもあった。オタクが集まることを考慮した上で、逆に人数を絞るなんてことをリアルに出来るとは……どんなプロモーションしたら(以下略)
そして、いよいよ除幕。
ちなみに除幕式は作業のおじさんが静かに現れて静かに幕を外していくという実に地味なものでした(笑)
で、これ。
ずっとこの画面から変わらないからなんでだろと思ったら、「ŹOOĻのパフォーマンス中はŹOOĻのみ、IDOLiSH7のパフォーマンス中はIDOLiSH7のみが流れる」という完璧なブラホワが展開していたのだよ……疑似的なブラホワ体験#2019ブラホワ #白く染め上げろ #黒く塗りつぶせ pic.twitter.com/5l2d2q5tJp
— マキハラ (@n_makihara) December 17, 2019
ブラックサイド、ホワイトサイド両方にモニターがあって、ホワイトサイドのIDOLiSH7のパフォーマンス(MV)をやっているときにはŹOOĻはお休み、ブラックサイドのŹOOĻのパフォーマンス(MV)をやっているときにはIDOLiSH7はお休み、っていう形で、本当に交互にパフォーマンスをするブラホワ疑似体験が出来るという恐ろしい企画でした。
人が多くて遠景はまだ取れてないからまた後日撮りに行こうと思ってるんだけど、これがこの3日間の展開です……
このパフォーマンス(MV)は新規のMVフルなんだけど、もちろんIDOLiSH7なので同時にYouTubeにアップされてます。
本当に、私の推しジャンルすごくない……?
おまけ。このときハッシュタグで「#白く染め上げろ」「#黒く塗りつぶせ」を投稿して合計77777を達成したらステラストーン配布、という企画をやっているんだけども、そのムーブメントに乗ってくれた各企業さんがめちゃめちゃ楽しいことをしてくれてました。
togetter.com遊んでくれてありがとう。っていうか、リアルにここまで展開するってすごいね……
ちなみにこれ、どっちが多いかカウントしてるんじゃないか!?と言ってる人もいましたが、そんな告知はされてないので心配いらないと思いますよ。
ここまでオタクに気を遣ってくれる作品がそんなことするわけなかろうに……
これだけのことがたった3日間で起こっている。自分で書き出してみてもやっぱりすごいことになってたな……と放心状態。
しかもこれ、まだ終わってないんですよね。だって、ブラホワが始まるのは12月27日だから……
アイナナに興味を持ってくれた人がいたら、是非やってみてください。今からでも全然余裕でついていけるから。これからもこの手の展開はどんどん続くから、きっと一緒に多幸感を感じられるから……
ということで、他に色々あった過去の記憶もまた折を見てブログに備忘録を兼ねて書いていこうと思います。
最後に、私の推しがいかにイケメンか見てください。
IDOLiSH7の二階堂大和くんと、ŹOOĻの御堂虎於くんをどうぞよろしくお願いします。